青森県 南部町
阿房宮 (あぼうきゅう)
分類:野菜
原産地は青森県三戸郡南部町相内、八戸地方特産、菊のり用。6月中旬に定植、9月中~11月上旬の出荷。晩生、大輪、黄色、初霜の遅い地帯で栽培(野菜の地方品種より) |
【見た目】 花弁が鮮やかな黄色 |
【食味】 苦みが少ない |
【由来】 南部藩主が京都九条家の庭に芳香美麗に咲いている阿房宮を株分けし、藩内に植え付けさせたのが始まり。藩政時代に鑑賞用菊「黄金珠」の実生から生まれたと言われている。紀元前212年、秦の始皇帝が長安北西の阿房村に建立した広大な宮殿の名称。菊が中国から渡ってきたことから中国でも有名な「阿房宮」の名前が付けられた。 |
【調理法・加工品等】 熱湯に酢を加えさっとゆでておひたしにする他、天ぷらや味噌汁の具、和え物などに広く利用されている。魚介類を海苔の代わりに阿房宮で巻いた「菊花巻」という加工品がある。 |
【生産の見通し】 現状維持 |