宮城県
小瀬菜 (こぜな)
分類:野菜
品目:根菜類:だいこん
茎は柔かく、粗剛な毛はなく、肌ざわりがよい。根部の肥大は小さく、葉長1mに達し、茎葉生産が主体、作型は秋大根に準ずる。主として茎葉を漬物、汁の実に利用、菜ダイコンの一種(野菜の地方品種より) |
【見た目】 葉長が80~100cmで、根はほとんど肥大しない |
【食味】 根がほとんど肥大せず、茎葉だけを利用する。従来は塩蔵して冬期の漬物用として利用していたが、現在は調味液による仕上げ漬けにしている |
【由来】 明治初期に、巡礼修行者の六部様が通りかかり、川でダイコンを洗っていた人に「このダイコンのタネをまいてみなさい」と言われたのが始まりと語り継がれている |
【その他】 当県加美町の小瀬地区でしか葉が軟らかくならず、他の地区で栽培しても同じようにはならないといわれている |
【調理法・加工品等】 葉は漬物にして保存食にする。一般的な食べ方は、みそ漬けで、べっこう色になったものを細かく刻んでシソの実と一緒に塩漬けに。野沢菜風にパリパリとした特長を生かして浅漬けに。根は、そばの薬味に |
【生産の見通し】 縮小 |