群馬県 富岡市
下仁田 (しもにた)
分類:野菜
品目:葉茎菜類:ねぎ
軟白部が特に太く短い。熱を加えると甘味は特に強く、すき焼き用や年末年始の贈答用として人気が高い。9月~10月まき、4~5月仮植、7~8月定植、11月~翌1月頃まで収穫。(野菜の地方品種より) |
【見た目】 葉や軟白部が太く短いのが特徴 |
【食味】 熱を加えると独特の甘みがあり、肉質はとろけるように柔らかく美味しい |
【機能性等】 特有の刺激臭や辛み成分は、ビタミンB1の吸収を高め、動脈硬化を防ぐ効果も指摘されている |
【由来】 甘楽郡下仁田町を中心に古い歴史を持つ。来歴はいくつかの説があるが詳細は不明 |
【その他】 二百年以上前、地元の名主に「ねぎ二百本至急送れ、運賃はいくらかかってもよい」という江戸屋敷からの古文書がある。高崎藩の殿様が諸国大名に贈ったことから「殿様ねぎ」とも賞賛される。天皇陛下や皇族にも献上された記録があり、名実ともに日本一のネギである |
【調理法・加工品等】 すき焼きなど鍋料理を中心に、かき揚げやネギグラタン、ホットサラダなどあらゆる料理に使用。下仁田ねぎ煎餅、チップス・ドレッシング等の加工品の他、ねぎ味噌おにぎり、鍋焼きうどんなど幅広く利用 |
【生産の見通し】 現状維持 |
【種子の入手先】 JA下仁田葱生産部採種部による共同採種や農家個人による自家採種 |