三重県 熊野市
たかな (たかな)
分類:野菜
熊野市五郷・飛鳥の「赤大葉たかな」と、旧紀和町で栽培される「青大葉高菜」の2種類あり |
【見た目】 葉の表面が鮮やかな赤紫色の「赤大葉たかな」と緑色の「青大葉たかな」がある。塩漬けにすると、どちらも透明感のある緑色に |
【食味】 紀州地域で親しまれている郷土料理の“めはりずし”は、塩漬けにした「たかな」でご飯を包んだおにぎり |
【機能性等】 βカロチン、ビタミン、ミネラルに富む緑黄色野菜 |
【由来】 一説には、古代朝廷が九州から大和へ移ったのに伴い、同地域にもたらされたと言われている。15世紀の南北朝時代末期、吉野から追われた南朝の王族を熊野市五郷の民が、たかなの握り飯でもてなしたという言い伝えや、江戸時代中期の歌舞伎「伊勢音頭恋寝刃」には、主人公・油屋のお紺が熊野から伊勢に旅立つ時、父がお紺の大好物のたかなで握り飯を作って持たせたという話がある |
【種子の入手先】 自家採種 |
出荷時期
8月播種、9月定植、11~4月
お問い合わせ
熊野たかな振興会
連絡先(TEL):0597-89-4111(内線482)出荷時期:8月播種、9月定植、11~4月
生産戸数・団体数:熊野たかな振興会の19戸
出荷量(t/年):平成17年度の生産量は生葉22t、漬物生産量は11t。栽培面積は1.5ha
主な出荷先:地元商店、道の駅、スーパー、工場直売所、通信販売