大阪府 和泉市
毛馬胡瓜 (けまきゅうり)
分類:野菜
品目:果菜類:きゅうり
果長40~45cm、果色淡緑、側枝成り、中間型(野菜の地方品種より) |
【見た目】 果実の上部3分の1は緑色で、残りが淡緑白色からやや黄色気味となる黒いぼきゅうり。果長は約30cm、太さは約3cm。 |
【食味】 歯ごたえ十分で軟化しにくく水っぽくない質感のため、生食、加熱調理に向く。塩茹ですると鮮やかな緑色に。皮は固くて苦味が強く、生食や歯ごたえを楽しむためには皮付きでの調理で良い。加熱調理は皮を剥いだ方が苦味を緩和でき、舌触りの柔らかな調理ができる。 |
【機能性等】 皮の苦味成分であるククルビタシンは、抗がん作用があると言われている。 |
【由来】 大阪市都島区毛馬町が起源。文久3年(1863年)の「大阪産物名物大略」に記載あり。江戸時代から栽培。香りがよく、パリパリとした歯ざわりで、粕漬けに珍重されていた。 |
【その他】 平成17年度に開始した「なにわの伝統野菜」認証制度の対象品目。漬物は大阪Eマーク食品としても認証されている。 |
【調理法・加工品等】 漬物需要が多く、その他食品加工や料理に利用 |
【生産の見通し】 拡大 |
【種子の入手先】 大阪府(営農用原種に限る)、府内種苗店 |