滋賀県 高島市
万木かぶ (ゆるぎかぶ)
分類:野菜
品目:根菜類:かぶ
農試湖西分場(現 農業技術振興センター)で系統選抜を行なっていた丸かぶで、皮部赤、肉白。秋まき、根形は丸、葉は緑色。漬物用(野菜の地方品種より) |
【見た目】 茎は柔らかくなめらかで切れ込みがない。根部は9~10cmの球形で全体はうすい鮮やかな紅色で艶がある。根を切ると中は白い。 |
【食味】 肉質は柔らかすぎず堅すぎず、適度な歯ごたえがある。赤かぶに白かぶの良いところをミックスしたようなものである。 |
【機能性等】 根にはでんぷんの消化を助けるアミラーゼなどの酵素を含み、葉にはカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維などの栄養素を豊富に含む。 |
【由来】 高島市安曇川町西万木地区在来の「カブ」である。明治初期、篤農家である水口藤助が採種と系統選抜により、育成したといわれている。 |
【調理法・加工品等】 昔ながらのぬか漬けや若い人でも食べやすい甘酢漬けとして利用される。 |
【生産の見通し】 拡大 |