香川県

金時にんじん (きんときにんじん)

分類:野菜

早・中・晩生あり、肉質軟かく人参臭少ない。中生種は早生種に比べ根部先端の肉付きがよく、長根で収量も多い。晩生種は中生種より太く肉付きがやや遅い。品質極上、甘味強く、香気高い、抽台しやすいために夏まき専用として11月~3月に出荷(野菜の地方品種より)
【見た目】
色は鮮やかな赤色で、艶がある。形状は細長い。
【食味】
肉質が柔らかく、甘みが強く、人参臭さも少ない。サラダやジュースなどの生食、炒め物、煮物に適する。料理の彩りとして、また甘みを生かしたデザートへの利用も期待できる。
【機能性等】
金時人参の赤色は、トマトやスイカの色素と同じリコピンで、βカロチンに比べて抗酸化作用が2倍以上。リコピンの抗酸化作用は生活習慣病に対する予防効果があることが確認されている。ビタミンA、リノレン酸が豊富に含まれ、ビタミンB1は普通の人参の1.4倍、ビタミンCは2倍、食物繊維は1.4倍多く含まれている。
【由来】
金時人参の原産地はアフガニスタンで、16世紀に中国を経由して日本にやってきた東洋系の人参。香川県では、明治38年に高松市内で栽培が始まった。
【その他】
香川県は金時人参の生産量全国1位で、京阪神市場で圧倒的なシェアを占める。平成18年は大阪市中央卸売市場で93%のシェアを誇る。香川県内で品種改良・採種・栽培を行っており、純粋な地域特産農産物として香川県の高品質な農産物や特色ある農産物を推奨するKブランド産品に認証。
【調理法・加工品等】
お節料理やきんぴらなどの和食の他、ジュースやグラッセ、オリーブオイルソテー等の洋食としても調理。
【生産の見通し】
現状維持  
【種子の入手先】
橋本種苗園

出荷時期

11月~3月(JA香川県坂出園芸センター)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

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