福岡県 福岡市
かつを菜 (かつをな)
分類:野菜
福岡市に土着の高菜の一種で、葉は濃緑、チリメン状で煮食してアクがなく、年末~冬場の鍋料理に用いる。10月上旬に種蒔き、11月から外葉からかきとって出荷。広茎かつを菜はその改良系(野菜の地方品種より) |
【見た目】 摘み菜として利用。葉は濃緑色で縮みが多く、中肋の大きさは中くらいで丸みを帯びている |
【食味】 カラシナの中では珍しくアクが少なく、肉質が軟らかで煮物や鍋物に好んで用いられる。博多の雑煮に使用 |
【機能性等】 カルシウムやΒ-カロテン、ルテイン、ビタミンCを含む。旨みを作るグルタミン、アスパラギンの含有率が高い |
【由来】 多く栽培している茎の広い「広茎かつを菜」は福岡市箱崎地区の木村半治郎氏が在来のかつを菜を改良(昭和24年に農林種苗登録)。従来品種より葉色や縮みなど品質が良好で、収量性に優れる |
【生産の見通し】 現状維持 |