熊本県
鶴の子いも (つるのこいも)
分類:野菜
【見た目】 肉質は、粘質で煮ても形くずれしない。 |
【食味】 粘りが強く、硬くて煮くずれしにくいため、高森田楽で使用されている。 |
【由来】 石川早生長の系統の在来種。”阿蘇郡高森町色見地区には、郷土料理として古くより「高森田楽」がある。数百年前、肥後国地方領主、阿蘇大宮司候が諸処巡察の折、鍋の平をを宿場としておられた。この時、地元住民が手作りのイモをの串焼きを献じ、大変喜ばれたのが栽培の始まりともいわれている。”と「地方野菜大全」(タキイ種苗出版部)で著者の元熊本県農業試験場長の河野清氏は記述している。 |
【調理法・加工品等】 子芋を利用する里芋、田楽の串に刺して焼く田楽用いもとして利用される。 |
【生産の見通し】 現状維持 |
【種子の入手先】 自家採種 |
出荷時期
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鶴の子いもは、高森田楽を出す飲食店と契約栽培であり、一般には出回らないので、青果としては入手困難。高森町内の田楽を出す飲食店で田楽として食べることは周年可能